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ちなみに清須会議とは、本能寺の変が起こったあと、織田家の後継ぎと領地再分配について話合いをしたとても重要な会議ですね。本能寺の変で、信長も織田家当主だった信長の長男もいっぺんに死んでしまったため、事態は混沌としています。
清須会議の出席者は4人。丁々発止の掛け合い、ばかし合いをします。
まず、出席者1人目は猛将・柴田勝家。
肖像画はこちら。
鬼柴田という異名がピッタリのいかにも勇猛な印象。宣教師ルイス・フロイスも「信長の時代の日本でもっとも勇猛な武将であり果敢な人」と評しています。
そんな豪気な印象の勝家を演じるのが、
老いを知らない男・役所広司。
役所さんは役柄によってまったく印象が異なる名優さんですが、柴田勝家となるとこのモジャモジャ・バージョンでくるはず。豪快かつちょっと茶目っ気のありそうな勝家になりそう。楽しみです。
2人目。
豊臣秀吉。
言わずと知れた太閤。猿のような風貌ながら人たらしの名人。抜群の人なつっこさと空気の読む力で、日本のトップにのし上がりました。
愛嬌と腹黒さが同居する秀吉を演じるのが
北海道の今太閤・大泉洋。
あー、なるほど。これは目に浮かぶ。印象的な人懐っこい笑顔と、腹の底になにかを持ってそうな陰のある印象。わりと正統派な秀吉キャスティングですね。
3人目。
キーマン・丹羽長秀。
柴田勝家と並ぶ織田信長の重臣。勇猛でありながら、政治でもその才を発揮。清須会議では勝家と秀吉がぶつかり合うなかキーマンとなります。
キャストは、
小日向文世。
とりあえず見た目がそっくりだぞ、これ。
ラスト4人目。
格落ち・池田恒興。
清須会議に参加したなかで、勝家・秀吉・長秀と比べると明らかに格が落ちる池田恒興。
物憂げな表情にもそれが出ているようです。
そんな格落ちの恒興を演じるのが、
佐藤浩市。
格落ちてねえー。役所広司らと並んでまったく見劣りしないよ、この人。
そんな佐藤浩市がどう演じるか、楽しみですね。
ならべてみましょう。
役所広司と小日向さん、見た目まんまだなー。
さて、そのほかのキャスト陣はどうでしょうか?
まずは織田信長。
苛烈な所行の数々からついた異名は第六天魔王。
これまでも激しい俳優さんたちが演じていましたが、
今回はこの俳優。
現代演劇の女形・篠井英介。
パグを愛おしげに抱く魔王。
綺麗な顔立ちとたしかな演技力で、熱さと冷たさが同居する信長をばっちり演じることでしょう。
さて、信長を死に追いやったこの方はどうだろう。
明智光秀。
最近は再評価され、アニメやゲームなどではなぜか長髪イケメンという美麗キャラにされることが多い光秀。
清須会議ではさて誰でしょう?
浅野和之。
まあ、そうですね。本能寺のとき、光秀54歳ですしね。うん。
行政にも長けていたリアル光秀って、本当はたぶんこっちなんでしょう。
ちなみに、明智光秀は「この柑頭頭(きんかんあたま=ハゲ野郎)!」と、信長に公衆の面前で罵られたことがあります。諸説ありますが、確率的には長髪ではなくハゲ寄りだったんでしょう。
織田信長の子どもたちを見ていきましょう。
信長の長男・織田信忠(おだのぶただ)。
本能寺の変で自刃しました。偉大な父には流石に及ばないのですが、2世として、精一杯出来ることをやっていきます。
そんな信忠を演じる俳優が、
中村勘三郎の意志を継ぐ男・中村勘九郎。
きたこれ。偉大な父の背中を追いかける2世。清須会議の時は本能寺の変後なので、どれだけ出演するかは謎ですが、個人的にとても楽しみ。
次は、
信長の次男・織田信雄(おだのぶかつ)。
今回ブログを書くためにgoogleで「織田信雄」を調べたのですが、どうも「織田信雄 バカ」でよく検索されているようです。
これはひどい。なんてことだ、戦国の英雄の息子なのに…。
確かに、「バカ殿」としてやることなすこと冴えない印象の織田信雄。
キャストは誰だ。
天真爛漫なイケメン・妻夫木聡。
文字にすると「えへへ」という笑顔。三谷作品でブッキーはどうも冴えない役を割りふられるようです。
その冴えなさ加減に注目ですね。
次。三男はどうでしょう?
織田信孝(おだのぶたか)。
父・信長に見た目が激似だったらしいです。
また、その才もずば抜けており、後継者として文句ない感じ。柴田勝家がこの人こそ、と担ぎ出します。
さて、担がれた俳優はというと、
歌舞伎界のホープ・坂東巳之助。
歌舞伎界からまた参入。坂東三津五郎の息子ですね。
織田家を並べてみましょう。
妻夫木君だけ顔の系統が違います。
脇を固める方々も凄い面子です。
まずは、前田利家。
戦国時代の有名な裏切りの張本人。賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を裏切ります。とはいえ、関ヶ原の小早川秀秋のように悪名高いイメージではない印象。後に屈指の大大名になった前田家のイメージ戦略が成功したからでしょうか?
そんな食えない男、利家を演じるのが、
浅野忠信。
うん、確かに食えない感じです。
次。
天才軍師・黒田官兵衛。
次回大河ドラマ『軍師官兵衛』の主役なので、最近また注目されています。
知謀湧くが如し。生涯負け知らず。秀吉がもっとも恐れた男として有名です。
大河ドラマではV6の岡田准一が演じますが、映画『清須会議』ではこのキャスト、
寺島進。
湧き上がる知謀が恐ろしいというよりも、まず単純に見た目が恐ろしい。
威圧感がハンパない。
次。
織田家の癒し系・織田信包(おだのぶかね)。
信長の弟。兄の激烈な性格とは違い、夫と死に別れた妹をその娘ごと引き取るなど、穏やかなイメージがあります。
そんな信包を演じるキャストが、
体脂肪率3%の男・伊勢谷友介。
穏やかよりもむしろナイフ的な切れ者のイメージがある伊勢谷さん。新たな一面が見られそうです。
次は秀吉の家臣。
名将・堀秀政。
小田原の役で命を落としますが、もし生き延びてたらもっと有名になっていたはず。秀吉の信頼厚く、清須会議後、信長の後継者が3歳であったことからその代官に任命されています。
演じるのが、
松山ケンイチ。
写真は懐かしの銭ゲババージョン。
どちらかというとそつがない印象の堀秀政。松山ケンイチがどう色をつけていくかこれも興味があります。
脇役をならべてみましょう。
非常に攻撃的なキャスティングのようズラ。
次。
美麗な青年・森蘭丸。
信長に深く愛され、ともに本能寺の変で果てました。
演じるのが
色気のある目が印象的な染谷将太。
類まれな美麗というわけではありませんが、なんとも不思議な魅力を醸し出す俳優さんです。
女性陣もみていきましょう。
柴田勝家の妻・お市の方。
美人さんだったそうです。信長の妹ですね。で、お江の母親。
政略の“道具”として嫁がされ、しかもその嫁いだ旦那がことごとく戦に敗れ死んでいきます。
そんな悲劇の美女を演じるのが、
鈴木京香。
うん、文句無しの美人さんです。
もうひとり。
豊臣秀吉の妻・ねね。
信長からの手紙で「お前はいい女だ。」とウルフルズばりの誉め方をされたねね。
夫・秀吉の躍進を支えた日本一のあげまん。そんないい女を演じるのが、
中谷美紀。
はい、いい女過ぎてもはや人外レベル。和服もとても似合います。
といった感じで、とても魅力的なキャスト陣。
最後に。
わかりやすいように人物相関図をまとめてみました。
これをみれば、映画『清須会議』がイメージできるかも。