まず、主人公の系譜が凄い。
主役・黒田官兵衛はもちろんこの方。
ジャニーズでも屈指のイケメン。
V6 岡田准一。
これは楽しみなキャスティングです。
そして、その息子、
黒田長政役は、
こちらも飛ぶ鳥を落とす勢いのイケメン、松坂桃李。
イケメンの息子はイケメン。
まったく当然すぎる流れですね。
ただ、ここで気になってくるのが、
この岡田官兵衛ははたして誰からイケメン遺伝子を受け継いだのか?
黒田官兵衛の父・黒田職隆(くろだもとたか)のキャストも当然発表されています。
それがこの方、
ダンディズムの権化、柴田恭兵。
渋み200%。
渋みしかない。
柴田恭兵と岡田准一&松坂桃李の間に、隔世遺伝的な埋め難い溝を感じますが、乱世も終わりに近づくと、人はまろやかになってゆくのでしょう。
ここでふと気になります。
ダンディズムの権化・恭兵のイケメン遺伝子は、
はたして誰から受け継いだのか?
岡田官兵衛のおじいさん、恭兵の父である黒田重隆(くろだしげたか)役も発表されています。
黒田家のイケメン系譜はこの方からはじまる。
竜雷太。
おじいちゃんはひょうきん者だったようです。
若い頃の竜雷太はイケメンだったのでしょうか?
こちら。
そうでもない。
ただ、
過激派だったようです。
その激しき遺伝子は孫に受け継がれているのでしょうか?
並べてみましょう。
ひいおじいさんが非常にイレギュラーな感じです。
次。
黒田官兵衛といえば、豊臣秀吉。
秀吉のなりあがりは官兵衛の働きがあってこそ。となると、気になるのは秀吉のキャスティング。官兵衛の9歳上で、ふたりがタッグを組み始めるのは、官兵衛が31歳、秀吉が40歳ごろ。ミドルエイジの官兵衛&秀吉による成り上がりストーリーが魅力的になればなるほど、『軍師官兵衛』がどんどん面白くなるはず。
岡田准一がつかえる豊臣秀吉はこのキャストです。
竹中直人。
1996年の大河ドラマ『秀吉』以来、異例の再登板です。
んー、これは予想できなかった。
これは演出の腕の見せ所なんでしょうが、まあ、とりあえずミドルじゃない。岡田准一とすごく歳が離れていますし、今の竹中直人だと「天下統一した後の秀吉」に見えるので、二人で駆け上がるような勢いのある見え方にはどうもならなそう。
ちなみに1996年の『秀吉』では、官兵衛は伊武雅刀が演じました。96年版とはだいぶ印象の違うだろう岡田・竹中コンビですが、さてどうなるか。
かなり注目です。
次に斬新なキャストとして紹介したいのが、
明智光秀。
信長亡き後、秀吉と次代の覇権を争った光秀。
最近のゲームやドラマでは、美形キャラとしてフィーチャーされる傾向が強いですね。
はたして『軍師官兵衛』での明智光秀はどうか?
このキャストが演じる…!
金髪ブタ野郎、春風亭小朝。
昨今のイケメン光秀の風潮に冷や水をぶっかける日和見ゼロなキャスティングにNHKの男気を感じます。
以前の記事で、軍師官兵衛のキャスト予想をしてまして、中年俳優がキャスティングされるのでは?と予想してたわけですが、小朝は1ミリも頭に浮かびませんでした。
並べてみましょう。
話をあらためて整理すると、『軍師官兵衛』でおそらく来るであろう物語中盤の山として、信長亡き後、この二人による日本の覇権争いが繰り広げられる、ということになります。
もう敬老会だよね。
次。
黒田八虎(読み、くろだはっこ)、というのをご存知でしょうか?
黒田長政の家臣の中でも特に優れた8人のことをこうよびまして、官兵衛・長政親子を支えたまさに精鋭なわけです。この八人の虎も、一部キャストが発表されています。
まずは、黒田先鋒の片翼を常に務めた、
酒をこよなく愛する槍の達人・母里友信(読み:もりとものぶ)に 、
オリーブオイルをこよなく愛する料理の達人・速水もこみち。
もう片翼も、広くその名を轟かせた猛将・栗山利安(読み:くりやまとしやす)。
荒木村重に幽閉された黒田官兵衛を救出するなど、獅子奮迅の活躍をみせました。
こちらの翼も、いまをときめく売れっ子俳優が演じます。
この方、
濱田岳。
猛将…?
まあとにかく、合戦シーンでは、黒田家の顔としてこの二人が勢いよく攻め込むはず。
そして三匹目の虎、
井上之房(読み:いのうえゆきふさ)に、
高橋一生。
四匹目の虎、
後世にもその名を轟かせる後藤又兵衛役に
塚本高史。
黒田家が誇る八匹の虎のうち、四匹をならべみましょう。
個性的だけど弱そうです。
そのほか斬新とまではいかないけど、注目のキャスティングはこのあたり!
- 竹中半兵衛(天才軍師)⇒谷原章介
- 織田信長(魔王)⇒江口洋介
- 濃姫(信長の妻)⇒内田有紀
- 柴田勝家(荒ぶる猛将)⇒近藤芳正
- 北政所(秀吉の妻)⇒黒木瞳
- 蜂須賀小六(秀吉の腹心)⇒ピエール瀧
- 光姫(官兵衛の妻)⇒中谷美紀
- 小寺政職(官兵衛を悩ませる暗君)⇒片岡鶴太郎
- 足利義昭(室町幕府最後の将軍)⇒吹越満
- 石田三成(関ヶ原の西軍実質トップ)⇒田中圭
- 高山右近(キリシタン大名)⇒生田斗真
- 小早川隆景(戦国屈指の智将)⇒鶴見辰吾