さて、現在発表済みのキャストからさらりと紹介します。
まずは、主役・
黒田官兵衛。
その知謀湧くが如し。太閤・豊臣秀吉が重用しながらも、同時にもっとも恐れた戦国時代における最強の軍師。
演じるのは、この方。
岡田准一(V6)。
ジャニーズ屈指のイケメンが、満を持して大河ドラマ初登場。歴史が大好きで、黒田官兵衛役のオフォーが来た時に「身が震えるような思い」だったそう。陰があり内に秘めた印象は、たしかに軍師タイプです。
そんな岡田准一の相手役など、発表済みの共演者がこちら。
さて、この発表済みのキャストをふまえながら、その他のキャストを予想してみます。
官兵衛が仕えた、三英傑のひとり。太閤・豊臣秀吉。
若き頃は人なつっこさで出世街道を二段跳びで駆けのぼるも、次第に権力に狂うという難しい役どころ。
以下の条件で考えてみました。
- ・現大河『八重の桜』出演者は除外。(最近では2作連続大河出演はまずない)
- ・主役・官兵衛と関わりが深い秀吉は主演級を配役するはず。
- ・官兵衛が仕えたとき秀吉は40歳。そこから10年が天下穫りの時期。となると、キャストは30代後半~40代?
- ・黒木瞳とのバランスは考えない。
(おねは秀吉より10歳年下。『江』で秀吉を演じた岸谷五朗は、おねを演じた大竹しのぶより年下だし…)
となると、このあたりが本命でしょうか?
堤真一。
ドラマSPでの、堤・岡田コンビ復活なるか?役者としての格、演技力、年齢などどれをとってもまったく問題なしの本命です。前回大河ドラマに出演したのは、2003年『武蔵 MUSASHI』での本位田又八役。そろそろ来てもおかしくない。
そのほか、役者の格や年齢を考えると、この方とか。
時代劇も現代劇もなんでもこい、演技派・大沢たかお。
ただ今年、BS時代劇『火怨・北の英雄 アテルイ伝』で主演なんですよね。NHKが連続起用するかがネック。
ほか、ここらへんがきても納得。
根強い人気、竹野内豊。
さいきん渋さが増して人気が再燃しているようです。案外、秀吉合うと思います。
あとはこのへんとか。
はたして海から上がってくるのでしょうか?猿といえば、伊藤英明。
最近は『悪の教典』でサイコパスを演じるなど、演技の幅がますます広がっています。この人の権力に狂う秀吉をみてみたい。現在37歳。ちょっと若いかなー。
ちなみに、最近の大河では、『江』で岸谷五朗、『天地人』で笹野高史、『功名が辻』で柄本明などが秀吉を演じていました。
お次は、秀吉の君主のこの方。
三英傑のひとり。第六天魔王こと、織田信長。
官兵衛視点では、秀吉が直属の上長なら信長はワンマン社長。
となると、
- ・格の違いを出すため、秀吉より若干でも年上を持ってくるのでは?40代後半〜50代前半の俳優と予想。
- ・秀吉が主演バリバリの俳優なら、信長は脇をしっかり固めるタイプの俳優さんがキャスティングされるのでは?
となると、このあたりかなと予想しました。
厳しい目元がぴったり、椎名桔平。
映画『火天の城』でも織田信長を好演。評判が良かったです。48歳。堤真一と同い年。もう少し上の方がいいかなあ。
どっしりした『ボス感』を求めるなら、このあたり。
佐藤浩市。
秀吉役に堤真一や大沢たかおがきたとしても、この人なら余裕で叱り飛ばせます。
あと、個人的にはこの人の信長を見てみたい。
伊勢谷友介。
現在37歳。今回のキャストのバランスを考えると難しいのですが、伊勢谷信長はかなりはまるはず。
ちなみに、最近の大河では、『江』で豊川悦司、『天地人』で吉川晃司、『功名が辻』で舘ひろしなどが織田信長を演じていました。
どんどんいきましょう。
三英傑のひとり、徳川家康。
家康のキャストを考えるポイントは、
- ・官兵衛との実際の年の差は3歳違いで同年代。ただ、ドラマ後半の関ヶ原時の家康を軸にするはず。当時の家康は50代なかば。
- ・三英傑では秀吉が主演クラス、信長がミドルな脇役と予想。家康はさらに上のベテランを起用し、後半のドラマをしっかり〆るのでは?50代半ば〜60代前半ぐらいの俳優さん?
以上を踏まえて。この方とか、あると思います。
赤かぶ検事・中村梅雀。
まさに狸。ひょうきんで親しみやすそうな印象とは裏腹に、なにかを腹にもっていそう。
対抗馬になるのは、この方。
大和屋・坂東三津五郎。
大河ドラマには98年『徳川慶喜』で勝海舟役、06年『功名が辻』で明智光秀役で出演。
8年周期で2014年大河にくるのでは?
ほかは、この方の家康みたいです。
三浦友和。
ちょっと怖すぎる?映画『アウトレイジ』では、最後に美味しいところをさらう、まさに食えない男を演じていました。
次。
黒田官兵衛の息子・黒田長政。
この肖像画だとなんだか自信のなさそうな目が印象的ですが、関ヶ原では東軍勝利の立役者。父同様、なかなかの切れ者です。
若手有望株として、まずは手堅くこの役者さん。
三浦春馬。
文武両道を説いたバランス派・黒田長政のイメージに合ってる気がします。
「文」に傾けた場合のキャストは、
高良健吾。
目力があり、黒田家を引っ張る意志の強さをいい感じで出せそうです。
「武」に傾けた場合のキャストは、
山本裕典。
細マッチョ。かわいい顔して腹筋バキバキに割れてます。
過去の大河『葵 徳川三代』で山下真司が長政を演じましたが、それ以来の熱い長政になりそうです。
次。
天下を取り損ねた男・
明智光秀。
結果的には、秀吉が天下を駆け上がるターニングポイントをつくった光秀。
『軍師官兵衛』でも重要な役です。
- ・本能寺の変のときは54歳。
- ・実年齢では信長の6歳上ですが、まあ信長役と同年代の俳優さんが来るかなと予想。
- ・パブリックイメージとして「知性」が感じられることが重要。
総合的に考えると、本命はこのキャスト。
佐々木蔵之介。
個人的には『ハンチョウ』=トップより、
トップになり損ねる惜しい人あたりの方が、蔵之介さんの味が出ると思ってます。
他は、最近『のぼう様』が印象深かった、
野村萬斎。
ぴしぴしっとした光秀はきっとはまるはず。
他はだいぶ若くなってしまうのですが、圧倒的人気と確かな演技力で可能性はゼロじゃない。
堺雅人。
悩める光秀を演じさせたら、抜群にいい感じ。
いつかやるのでは?
次。
荒木村重。
この絵は、主君・信長が槍に突き刺したまんじゅうを差し出したところ、村重は臆することなく突き刺さったままのまんじゅうを平らげた、という有名なエピソードを描いたものです。
そのことが原因ではないのですが、その後村重は信長を裏切り、使者として城に来た官兵衛を1年以上も土牢に幽閉してしまいます。その後は意外に知られていないのですが、信長の鬼の追跡をしぶとく逃げ切り、茶人として大成しました。
剛胆で謀反の匂いがする。そしてしぶとい。そんな役者さんといえば、
小澤征悦。
なんとなくですが、謀反を起こしそうです。そして、しぶといイメージがあります。
ほか、ちょっと若くなるのですがこのキャストもはまるはず。
青木崇高。
大河ドラマ『龍馬伝』の後藤象二郎役が印象深かったです。もみあげ。
次。
柴田勝家。
信長亡き後、同僚の秀吉と壮絶な生き残り戦を繰り広げました。『鬼柴田』の異名がしめすように、一言でいうと猛将。見た目もごわごわしていて、まるでタワシのようです。
勝家については、見た目重視で選別したい。芸能界で毛深いといえば、
石黒賢。
俳優界からは彼しかいない。
ほかは対抗馬は、
格闘界から角田信朗。
ごわっとしてます。
ほかは、お笑い界から、
ぐっさんこと山口智充。
ただ、ひげのイメージがあまりなく、ちょっとつるっとしてるのがマイナス。
ほかは、年齢が若くてマッチしないけど、正直この人に柴田勝家を演じてもらいたい。
若手ごわごわの筆頭・山田孝之。
なにこれすごい。
ヒゲが砂鉄みたいになってる。
さて次。
北条氏政。
最近、再評価の動きが高まっていますが、
秀吉の小田原攻めを招く判断ミスを犯し、200万石以上といわれた北条家を潰してしまったのは事実。
黒田官兵衛は、小田原城に単身乗り込み氏政たちを説得することで、無血開城を実現しました。
この俳優さんがパッと思い浮かびました。
吉岡秀隆。
優柔不断な名門当主がぴったりです。
ほか、ダメ男といえばこの方。
神保悟志。
ダメ男をやらせたらピカイチです。
次。
石田三成。
秀吉の部下のなかで、メキメキと台頭した若手の筆頭。官僚特有の頭の固さは否めず、体育会系の方々からは疎まれていました。岡田官兵衛よりはひとまわり若いキャストを起用したいところですが、関ヶ原では40歳。あまり若すぎると西軍の実質大将としてはおさまりが悪いので、30歳ぐらいの俳優と予想しました。
となると、このあたりが本命でしょうか?
成宮寛貴。
自分の考えをさわやかに押し付けてきそうです。なんともうっとうしい三成が仕上がりそう。
もし、三成を冷酷なタイプに演出するなら、この方はどうだ?
水嶋ヒロ。
いい感じに蛇っぽくなりそうです。
もしくは、狡猾さを強調するなら、
藤原竜也。
狡猾な役どころはお手の物です。
といったところが、岡田准一を取り巻くキャストになるかなと勝手ながら予想しました。
7月には発表される第2弾キャストが楽しみです!