大河ドラマ『麒麟がくる』キャスト
何時代が舞台?原作はあるの?
まずはさらっと『麒麟がくる』の概要を紹介。
本作の舞台となるのは戦国時代初期。主人公・明智光秀をはじめ各地の英傑たちが天下の覇権をかけて火花を散らします。NHKいわく「大河ドラマの原点に戻る」とのこと。光秀が生きていた時代を扱った大河ドラマをふりかえると第46作『風林火山』あたりになります。なんともう12年前……。意外とこの辺りの時代ってやってなかったんですね。
『麒麟がくる』に原作はありません。大河ドラマ第29作『太平記』で脚本を手がけた池端俊策氏による完全オリジナル脚本です。どんな内容になるのか未知数ですね。
ついに主人公となった謎多き智将・明智光秀。そして光秀を取り巻く明智家の人々
『麒麟がくる』の主人公となるのは、これまで主役ポジになることのほとんどなかった明智光秀。主君である第六天魔王・織田信長に謀反を起こした武将としてどちらかといえばこれまでヒールだった光秀ですが、近年再評価がグイグイされています。
光秀の前半生は謎が多く、おそらく美濃(現・岐阜県)の生まれだろうといわれています。“美濃のマムシ”斎藤道三にその才を見出され、その後、天下布武を掲げる織田信長と野心家の将軍・足利義昭、対立する両者からあつく信頼されるようになります。絵に描いたような板挟み!
織田信長の寵臣として出世を続ける光秀ですが、信長に叛旗を翻し、ついに本能寺の変を起こすのです。
智と勇に恵まれ織田家重臣として活躍していた矢先に無謀とも思える謀反を起こした光秀。未だに謎の多い光秀を演じるのはこの方。
長谷川博己。
ゴジラから日本を守った男です。
長谷川さんは以前、NHKドラマ『夏目漱石の妻』で演じた神経質インテリ漱石がものすごく良かったので、同じくインテリ神経質タイプな光秀はきっとハマる(確信)。
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次はインテリイケメンな長谷川光秀を支える妻・明智煕子(ひろこ)。
これまた謎だらけの女性なのですが、夫婦仲はとてもよく、夫である光秀を支えたといわれています。光秀が病に臥せった際の看病疲れがもとで病死したともいわれる健気の化身のような煕子を演じるのはこの方。
木村文乃。
わかる。
若いのに母性を感じさせるし、かわいいし、おしとやかだし、かわいいし。これはいい妻の予感しかないです。
ちなみに、幼少期に父を亡くした光秀を深い愛と厳しさで育てた母・お牧の方を演じるのはこの方。
石川さゆり。
美しき演歌歌手。子守唄のレベルがものすごそうです。
さぁ、どんどん明智家の人々を紹介していきます。
明智家当主・明智光安(みつやす)。
光秀の実父・光綱の弟にあたり、光綱亡き後、幼い光秀の後見として明智家当主として明智家を支えた人物です。苦労の末に悲劇的末路を迎える苦労人を演じるのはこの方。
西村まさ彦。
安心安定。大河ドラマの出演も『秀吉』(1996年)、『真田丸』(2016年)に続き3回目となります。
お次はオリキャラ2連発。
ひとり目は、光秀が京で出会う戦災孤児の娘・駒(こま)。伝説の生き物「麒麟」を信じるちょっと不思議ちゃんです。
もうひとりは、光秀が美濃で出会う三河出身の農民・菊丸。神出鬼没で敵か味方かわからないながらも光秀のピンチを救うというおいしい役です。
この2人を演じるのはこちらの方々。
門脇麦と岡村隆史。
個性派若手女優とドラマや映画でも活躍しているお笑い芸人の組み合わせ。
門脇麦ちゃんは、麒麟を信じるどころか麒麟とコミュニケーションとれそうな雰囲気あります。つまり適役です。
岡村さんは近頃子どもたちに大人気の『チコちゃんに叱られる』でNHK初レギュラーとなり、「大河ドラマに初抜擢されたのもチコちゃんのおかげ」と出演者発表会見でも語っています。
オリキャラなだけにどんな役どころになるのか楽しみですね。
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