豊臣秀吉
とよとみひでよし
戦国の三英傑のひとり(ほか、織田信長、徳川家康)。 幼名は日吉丸。通称は藤吉郎。おもな官位は筑前守・関白(太閤)。あだ名は猿、木綿藤吉、豊太閤。号は豊国大明神(読み方 とよくにだいみょうじん)。改名として木下藤吉郎→秀吉→羽柴秀吉→藤原秀吉→豊臣秀吉。 主君・織田信長の死後、明智光秀や柴田勝家との争いに打ち勝ち、実質的な後継者となる。(信長の正式な後継者は、秀吉が推した三法師(後の織田秀信))。 その後、徳川家康、四国の長宗我部元親、九州の島津義久、小田原の北条氏政・北条氏照、奥州の伊達政宗を次々と降伏させ、天下統一を成し遂げる。
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年表、功績
活躍の軌跡。『人生の残り時間』にも注目してください。意外な発見があります。
年月日 | 年齢(人生の残り時間) | 内容 |
---|---|---|
1537年03月17日 | 0歳(あと61年) | 豊臣秀吉、生まれる |
1554年00月00日 | 16歳(あと44年) | 木下藤吉郎(豊臣秀吉)、織田信長に仕える |
1561年09月00日 | 24歳(あと37年) | 木下藤吉郎(豊臣秀吉)とねね、結婚 |
1568年00月00日 | 30歳(あと30年) | 羽柴秀勝(織田信長の4男)、生まれる |
1570年05月00日 | 33歳(あと28年) | 金ヶ崎の戦い |
1580年02月02日 | 42歳(あと18年) | 三木合戦、終戦。別所長治は城兵の命と引き換えに切腹 |
1582年07月02日 | 45歳(あと16年) | 山崎の戦い。明智光秀、死亡 |
1582年07月16日 | 45歳(あと16年) | 清洲会議 |
1583年04月00日 | 46歳(あと15年) | 賤ヶ岳の戦い |
1583年06月19日 | 46歳(あと15年) | 織田信孝、賤ヶ岳の戦いに敗れ自害 |
1584年00月00日 | 46歳(あと14年) | 小牧・長久手の戦い |
1587年01月27日 | 49歳(あと11年) | 羽柴秀吉、太政大臣に就任 |
1589年07月09日 | 52歳(あと9年) | 豊臣鶴松、生まれる |
1590年00月00日 | 52歳(あと8年) | 小田原征伐 |
1591年04月21日 | 54歳(あと7年) | 千利休、豊臣秀吉の命により切腹 |
1591年09月22日 | 54歳(あと6年) | 豊臣鶴松、死去 |
1593年08月29日 | 56歳(あと5年) | 豊臣秀頼、生まれる |
1595年08月20日 | 58歳(あと3年) | 豊臣秀次、死去(豊臣秀吉に切腹を命じられた) |
1598年09月18日 | 豊臣秀吉、死去 |
家紋
豊臣秀吉が使用した家紋。込められた意味も紹介。 ※家紋の細部や名称については諸説あります。
- 織田木瓜(おだもっこう)
- 見た目から胡瓜の切り口を思われがちだが、鳥の巣をデザインしたものと伝えられる。 鳥の巣=子孫繁栄の思いが込められていて、めでたい紋とされる。
- 織田木瓜のその他の武将・大名
- 五七桐(ごしちのきり、ごしちぎり)
- 織田信長より拝領し、以後用いた。 本来、桐紋は菊紋に次ぐ名誉ある紋として尊重されていたが、室町幕府のころから徐々に皇室から臣下、さらに戦国大名へと下賜されていった。 豊臣秀吉は「太閤桐」紋を新たに創りながら、桐紋を配下武将たちに下賜。そのため西日本では桐紋が多く見受けられる。
- 五七桐のその他の武将・大名
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血液型
ついつい気になる有名人の血液型。過去の人物の血液型も科学的にわかるようです。
O型であったといわれています。
性格
実は知られていない意外な素顔も。
豊臣秀吉の性格は、きわめて社交的で派手好きだったといわれている。
逸話・エピソード
教科書には載っていない興味深い逸話の数々。
- 本能寺の変後に、豊臣秀吉が迅速に動けたのは黒田官兵衛のおかげである
- 本能寺の変の知らせを聞き平静をたもつことが出来ない豊臣秀吉に、黒田官兵衛はこう告げたという。「御運が開かれる機会が参りましたな」。豊臣秀吉はその真意をすぐに悟り、これから自らがなすべきことを冷静に整理したという。ただ、一方で官兵衛の大局観を秀吉が恐れるようになったのは、この一件からだといわれている。
- 豊臣秀吉が恐れていたのは、徳川家康と黒田官兵衛であった
- 名将言行録にこう記されている。「秀吉、常に世に怖しきものは徳川と黒田なり。然れども、徳川は温和なる人なり。黒田の瘡天窓(官兵衛のあだ名)は何にとも心を許し難きものなりと言はれしとぞ」。
- 豊臣秀吉の右手は6本指(多指症)であった
- ルイス・フロイスの回想では右手の親指が2本であったとされ、織田信長も秀吉のことを「六ツめ」とよんでいた。多指症の場合、幼いときに余分な指を切除する場合が多いが、秀吉は6本指のまま成長した。
- 豊臣秀吉の死因については諸説がある
- 主なものとしては、脳梅毒、痢病(赤痢・疫痢など)、尿毒症説、脚気説、沈惟敬による毒殺説などがある。
- 豊臣秀吉は、信長の妹・お市の方を愛していたのか?
- 豊臣秀吉はお市の方を愛していたという筋立てにする映画やドラマなどがあるが、あくまでフィクションであり裏付けとなる史料はまだ発見されていない。
- 竹中半兵衛がいつも貧相な馬に乗っていた理由
- 竹中半兵衛はいつも貧相な馬に乗っていたため、豊臣秀吉が「身分にあった馬になぜ乗らないのか?」と聞いたところ、「名馬を買えば、合戦の際にその名馬が惜しくなり戦機を逃しかねない。だから貧相な馬でいいのです」と半兵衛は述べたといわれている。
名言・辞世の句
豊臣秀吉が語ったといわれる言葉。最後の言葉も紹介。人柄や当時の心情が見えてきます。
- 「敵の逃げ道を、つくってから攻めよ 」
- 「人はたださし出づるこそよかりけれ 軍(いくさ)の時も先がけをして」
- 異例の出世を続ける豊臣秀吉は、同じ信長配下の仲間からよく妬まれていた。特に秀吉の「大飯早食い、憂い事無用」にあらわされる、何事もすばしっこくしゃしゃり出てくるところが不評で、仲間のひとりが皮肉を込めて「人は皆さし出でぬこそよかりけれ 軍の時は先駆けをして」と詠んだ。これを聞いた秀吉は即座に返歌したという。「人はたださし出づるこそよかりけれ 軍の時も先がけをして」。意味は「人はいつだって前に前に出た方がいい。そうして戦の時だって先駆けるのだ。」秀吉の性格がよくあらわれているといえる。
- 「秀吉の言葉には一言の裏表もない。この故に自分は天道にかなう者なのである」
- 小田原征伐の際の、五か条からなる宣言書より。
子孫・子供
現在に受け継がれる豊臣秀吉の血筋。意外な分野で活躍する子孫・末裔も。
豊臣秀吉の子孫は見つからなかったかも…。情報ある方、お知らせください。
博物館、史跡、銅像
ゆかりの品が展示されている主な博物館や記念館。記念館。現在でも残る生家や墓所、縁のある土地にたてられた銅像など。
豊臣秀吉関連の記念館は見つからなかったかも…。情報ある方、お知らせください。
豊臣秀吉を演じた俳優
大河ドラマや映画などで、さまざまなタイプの俳優が演じています。
- ムロツヨシ『どうする家康』(大河ドラマ/2023年)
- 佐々木蔵之介『麒麟がくる』(大河ドラマ/2020年)
- 滝藤賢一『関ヶ原』(映画/2017年)
- 中尾明慶『僕の金ヶ崎』(ドラマ/2017年)
- 小日向文世『真田丸』(大河ドラマ/2016年)
- 北村有起哉『信長燃ゆ』(ドラマ/2016年)
- 竹中直人『軍師官兵衛』(大河ドラマ/2014年)
- ゴリ『 信長のシェフ(Part2)』(ドラマ/2014年)
- 山田孝之『信長協奏曲』(ドラマ/2014年)
- 大泉洋『清州会議』(映画/2013年)
- ゴリ『信長のシェフ』(ドラマ/2013年)
- えなりかずき『濃姫II〜戦国の女たち』(ドラマ/2013年)
- 伊勢谷友介『女信長』(ドラマ/2012年)
- 市村正親『のぼうの城』(映画/2012年)
- 岸谷五朗『江〜姫たちの戦国〜』(大河ドラマ/2011年)
- 西田敏行『戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち』(ドラマ/2011年)
- 笹野高史『天地人』(大河ドラマ/2009年)
- 市川猿之助 (4代目) 『寧々〜おんな太閤記』(ドラマ/2009年)
- 片岡鶴太郎『徳川家康と三人の女』(ドラマ/2008年)
- 竹中直人『敵は本能寺にあり』(ドラマ/2007年)
- 柳葉敏郎『明智光秀〜神に愛されなかった男〜』(ドラマ/2007年)
- 柄本明『功名が辻』(大河ドラマ/2006年)
- 中村梅雀『信長の棺』(ドラマ/2006年)
- 岡田義徳『国盗り物語』(ドラマ/2005年)
- 香川照之『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』(大河ドラマ/2002年)
- 中村嘉葎雄『家康が最も恐れた男 真田幸村』(ドラマ/1998年)
- 竹中直人『秀吉』(大河ドラマ/1996年)
- 片岡鶴太郎『影武者・織田信長』(ドラマ/1996年)
- 中村勘三郎『豊臣秀吉 天下を獲る!』(ドラマ/1995年)
- 三田村邦彦『織田信長』(ドラマ/1994年)
- 竜小太郎『徳川武芸帳 柳生三代の剣』(ドラマ/1993年)
- 仲村トオル『信長 KING OF ZIPANGU』(大河ドラマ/1992年)
- 風間杜夫『戦国最後の勝利者 徳川家康』(ドラマ/1992年)
- 柳沢慎吾『武田信玄』(ドラマ/1991年)
- 黒崎輝『織田信長』(ドラマ/1989年)
- 緒形拳『徳川家康』(ドラマ/1988年)
- 勝新太郎『独眼竜政宗』(大河ドラマ/1987年)
- 柴田恭兵『太閤記』(ドラマ/1987年)
- 下條アトム『女は遊べ物語 戦国・亭主操縦法』(ドラマ/1987年)
- 武田鉄矢『徳川家康』(大河ドラマ/1983年)
- 西田敏行『おんな太閤記』(大河ドラマ/1981年)
- 宇野重吉『関ヶ原』(ドラマ/1981年)
- 火野正平『国盗り物語』(大河ドラマ/1973年)
- 山口崇『新書太閤記』(ドラマ/1973年)
- 浜田光夫『天と地と』(大河ドラマ/1969年)
- 緒形拳『太閤記』(大河ドラマ/1965年)
豊臣秀吉を演じた声優
ゲームやアニメなどで、声優が新たな魅力で演じています。
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